Press release

国際女性デーを迎えて:シュプリンガーネイチャーの多様性・公正性・包括性の推進と社員ネットワークの活動

2025年3月10日

3月8日は、国際女性デーです。このたび、当社の女性社員の多くが携わっている社内ネットワークや社内におけるおもな活動についてご紹介いたします。

東京 2025年3月10日

国際女性デーは、国連によって1975年3月8日に制定され、女性の社会的、経済的、文化的、および政治的な成果を称える日です。この日を記念して、このたび、シュプリンガーネイチャーの日本オフィスにいる女性社員の多くが携わっている社内ネットワークや2024年に実施した社内におけるおもな活動についてご紹介いたします。

当社では、多様性・公正性・包括性(DEI:Diversity, Equity and Inclusion)が私たちの働き方と私たちのあり方の中核を成しています。より包括的な職場づくりに取り組むことで、社員は機会を創出し、最高のパフォーマンスを発揮することができます。その職場づくりの一環として立ち上げられている社員ネットワークは、多様性、コミュニティー形成、ガイダンス、アドボカシー(支援)、および持続性に関する対話の促進に重点を置いており、さまざまな視点や経験をもつ人々を結びつけるものです。また、当社のグリーン・インパクト・ネットワーク(Green Impact Network)は、環境負荷の削減という共通の関心事について行動を起こすためにあり、世界中の多くの社員から支持されています。現在、当社のグループ全体で8つの社員ネットワークが展開しており、1,400名の社員が35のローカルチャプターに参加しています。

当社の日本オフィスでは、おもにSN Women、SN Parents、そしてGreen Impact Networkの3つの社員ネットワークが活動を展開しています。

  • SN Womenは、男女平等を推進し、当社全体で自己を定義する女性が個人的およびキャリアの目標を達成できるよう支援するフォーラムを提供しています。このネットワークは、女性のエンパワーメントとインスピレーションを促進し、社内全体で知識と洞察を共有し、文化的な変化を推進する真のコミュニティーを構築することを目的としています。性別に関係なく参加できるこのネットワークは、グローバルチームによって運営され、キャンペーンやイベントを実施し、当社全体に変化をもたらしています。2023年時点では、当社のグループ全体およびシニアリーダーシップをそれぞれ約58%および約44%を女性が占めています(Springer Nature Annual Progress Report 2023)。
  • SN Parentsは、子育てと職業目標を達成したい社員を力づけることを目指しています。このネットワークは、子どもをもつ親が望む職業に到達できるようサポートし、オープンマインドな職場環境を育んでいます。また、親同士の支援的なコミュニティーを構築し、社員をより良く支援する方法についての意識を高めることにも力を入れています。社員がスキルを磨き、職業における成長に投資できるように支援することも重要な取り組みです。さらに、育児休暇から復帰する際の支援を改善し、親を含む他のグループとの協力を推進することで、全体的なサポート体制を強化しています。これらの活動を通じて、社員がより充実した職業生活を送れるようにサポートしています。
  • Green Impact Networkは、当社の環境負荷低減の一翼を担い、私たちが世界レベルで直面している環境問題に対する意識を高めたいと考える社員のためのグローバルなフォーラムです。ネットワークメンバーは、ミーティング、教育イベント、および社内の持続可能性に関するキャンペーンを実施し、オフィスの持続可能性を高めるアイデアを推進しながら、環境トピックへの行動変容と社員の参加を促進しています。

上記の社員ネットワークによって、2024年に日本で行われたいくつかの活動をご紹介いたします。

昨年の国際女性デーに合わせて、「Sony Women in Technology Award with Nature」に関する社内セミナーがSN Women Japanの代表より行われました。本賞は、ソニーとNature がパートナーとなり、テクノロジーの発展に尽力する女性研究者を称えるために生まれました。社内セミナーでは、本賞の立ち上げまでの経緯や意義について紹介され、普段接点が少ない他部署の取り組みを知る機会となりました。

また、8月には、3つの社員ネットワークが共同でファミリーデーを主催しました。当日は、160名近くの社員とその家族や友人が参加し、科学実験、プログラミング、およびアップサイクル万華鏡の制作など、それぞれの知識や経験を活用して、さまざまなアクティビティーを実施しました。

秋には、当社初のSDGs Games(オリンピックとパラリンピックにインスパイアされたもの)が実施されました。このゲームを通じて、当社のグローバルチームは、世界中の社員に、楽しくインパクトのある方法でSDGsについて学び、つながり、意義ある行動をとるよう呼びかけました。持続可能性のための健全な競争を促進するため、各拠点は「最も積極的に参加した」ことを称える金メダルの獲得と、各自が選んだ地域の慈善団体への寄付を競いました。世界にある当社の31以上のオフィスが地元でイベントを開催し、約2,600人の社員が参加し、大会期間中には世界で合計91のイベントが開催されました。日本では、3つの社員ネットワークが協力し、海にまつわるクイズ大会、フリーマーケット、風呂敷を使ったアップサイクルのセッション、およびグリーン・ウォーキングなどを通じて、SDGsに対する関心を高めました。

SN Women Japanでは、社内外のスピーカーを招き、研究コミュニティーにおいてDEIを推進する取り組みや「人生を楽しむ秘訣~自分らしく輝く未来のつくりかた~」と題するセミナーの開催や合気道を軸とした護身術の基本を体験するワークショップを行いました。

また、Green Impact Network Japanは、環境への負荷を減らせるよう、女性を中心とした社員が当社の総務部とともにさまざまな取り組みをしています。その一環として、通年、ペットボトルのキャップ(エコキャップ)を回収し、NPO法人を通じて、リサイクルする取り組みなどを実施しています。2024年8月末までに累計9,116個、総重量21.2キログラムのエコキャップを回収しました。また、書き損じはがきなどの「タンス遺産」を社内で集め、それらを募金に換えるキャンペーンに参加したり、当社のカフェエリアにSDGsに関連する書籍を紹介するミニ図書スペースを設けたりするなど、環境に関するさまざまな啓もう活動を行っています。

社員ネットワークの活動に加えて、週3回の在宅勤務を採用している当社では、コロナ禍以降、毎月第1週目の木曜日に社員向けの対面イベントを実施しています。これまでのおもな活動は、社員のキャリアトーク、スマートフォンで上手に写真を撮影する方法や日本のお城の紹介、リラクゼーションセッション、中東へのバーチャルツアー、生成AIの使い方など、多岐にわたりました。これらの活動は、さまざまな部署にいる社員の発案によって行われています。

当社の社員ネットワークおよびその活動は、性別を問わず社員のだれでも参加いただけるようになっています。今後も社員が働きやすく、過ごしやすい職場づくりを目指して、社員ネットワークを中心に社員がつながれるイベントを実施してまいります。

「プレスリリース」記事一覧へ戻る

advertisement
プライバシーマーク制度