注目の論文
乳がんに関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2012年1月23日
Variants associated with breast cancer
乳がんは、女性で最も頻繁に見られるがんで、1年間の新症例数が100万例と推定されているが、このほど、乳がんの易罹患性に関連する複数の遺伝的多型が新たに見つかった。 今回、D Eastonたちは、女性を対象とした40以上の世界規模での研究に由来する70,000以上の乳がん症例と約68,000例の対照についてゲノムワイド関連解析を行い、乳がんの易罹患性に関連する3つのゲノム領域を新たに同定した。そのうちの2つの領域は、エストロゲン受容体陽性乳がんだけと関連していた。Eastonたちは、これらの領域に含まれる有望な関連遺伝子候補が、乳腺の発生とがん細胞の増殖に関与していることを指摘し、乳がんの病態形成に関与している可能性の高い複数の機構を示している。
doi: 10.1038/ng.1049
注目の論文
-
2月21日
動物学:大きな鳥は必ずしも鳥頭というわけではないScientific Reports
-
2月19日
生態学:深海の生態系を調査するNature Communications
-
2月18日
がん:CAR-T療法を受けた患者に長期寛解Nature Medicine
-
2月13日
動物の行動:カメは磁気地図が食べ物に導くと踊るNature
-
2月13日
古生物学:初期の尾の短い鳥Nature
-
2月6日
遺伝学:古代のゲノムがヤムナ文化の起源の手がかりとなるNature