注目の論文
免疫抑制細胞:味方、それとも敵?
Nature Immunology
2009年7月27日
Suppressor immune cells: friends or foes?
制御性T(Treg)細胞は、マウスとヒトの深刻な自己免疫反応を防ぐのに不可欠だが、自己免疫を悪化させる炎症性T細胞に変化する場合もあることがわかった。この発見によって、自己免疫疾患を促進する免疫細胞の種類が、また1つ増えた。
Treg細胞の発生と機能には、細胞内タンパク質Foxp3が不可欠である。J Bluestoneたちは、特に自己免疫攻撃を受けて炎症を起こした組織で、Treg細胞がFoxp3を発現しなくなる場合があることを明らかにした。
生じた「exFoxp3」細胞が炎症促進性メディエーターを放出し、自己免疫性の1型糖尿病の引き金になる可能性がある。
doi: 10.1038/ni.1774
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