Nature ハイライト
創薬:キャプシドを標的とするHIV治療
Nature 584, 7822
S Yantたちは今回、構造的な手掛かりを用いて、HIVキャプシドを破壊することでウイルスの複製に不可欠な複数の相互作用を阻害する小分子を開発した。この薬剤は前臨床試験において、現在使われている抗ウイルス薬と相乗効果があることが示され、さらに予備的な臨床試験では、この手法がAIDS患者に対して持続的効果のある治療戦略として有望であることが示唆された。
2020年8月27日号の Nature ハイライト
天文学:うみへび座TW星の磁気圏降着領域
ナノテクノロジー:マイクロ歩行ロボット
化学:通常とは異なる分子の結び目
気候科学:南極の棚氷の融解に起因する破砕に対する広範な脆弱性
生態学:ニューギニアの維管束植物相の、専門家により確認されたチェックリスト
昆虫行動学:ワタリバッタを集合させるもの
神経科学:遺伝子の組み合わせがニューロンのアイデンティティーを定める
創薬:キャプシドを標的とするHIV治療
免疫学:cDC1は抗腫瘍免疫応答におけるCD4+ T細胞のプライミングに重要である
細胞生物学:膜内シャペロン複合体は膜タンパク質のバイオジェネシスを促進する
生化学:リボソームのこれまで近づけなかったプルーフリーディング段階を見る