Nature ハイライト
免疫学:単球によるFcγR依存的なSARS-CoV-2の取り込みが炎症を誘導する
Nature 606, 7914
C Junqueiraたちは今回、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)とヒトマクロファージの間の抗体を介した相互作用が、ピロトーシスによる細胞死や炎症性サイトカインの放出を引き起こすことを報告している。著者たちは、この過程が重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者で観察される過剰な炎症状態の一因であると考えている。
2022年6月16日号の Nature ハイライト
天文学:紫外線で暗い原始銀河団の種族の発見
素粒子物理学:電子磁気モーメントの高精度測定
量子物理学:原子でできたはしごで見えるトポロジカル相
量子物理学:超伝導キュービットを光で読み出す
物性物理学:ねじれ3層グラフェンの超伝導
フォトニクス:オンチップ・フォトニック・ディープニューラルネットワークによる画像分類
地球科学:地表の過程とリソスフェアの強度が制御する山脈の地形
古生物学:恐竜の代謝速度を推測する
遺伝学:トマトのグラフパンゲノム
遺伝学:ジャガイモゲノムの進化と多様性
心理学:医師の見解を正しく伝えればワクチン接種率は上がる
神経科学:嗅覚経験がグリオーマ形成に関与
神経科学:アストロサイト反応性の変化が障害の転帰に影響する
発生生物学:リンパ管の分化転換を介して起こる血管生成
免疫学:単球によるFcγR依存的なSARS-CoV-2の取り込みが炎症を誘導する
免疫学:慢性COVID-19では感染マクロファージでインフラマソームが活性化する
がん免疫療法:ADAR1はZBP1誘導性ネクロトーシスを抑制してがん免疫療法応答を妨げる
構造生物学:ミトリボソームの組み立て過程