Nature ハイライト
動物行動学:大型の鳥は失速をうまく利用して止まり木に止まる
Nature 607, 7917
止まり木に向かって飛ぶ鳥は、完全に停止するために減速する必要があるが、目標を飛び越えてしまわないために、どのような動作を行っているのだろうか。今回、4羽のモモアカノスリ(Parabuteo unicinctus)の研究で、羽ばたき降下の後に滑空上昇を行うことで、危険を伴う失速後の飛翔距離が最小化される一方、この動作では安全に止まるための時間やエネルギーは単独では最小化されていないことが分かった。
2022年7月7日号の Nature ハイライト
天体物理学:初代クエーサーは低温降着流から生じた
量子物理学:33 kmにわたるエンタングルメントの長距離配送
動物行動学:大型の鳥は失速をうまく利用して止まり木に止まる
遺伝学:COVID-19重症化の素因となる宿主因子
神経科学:かゆみ感覚の新たな経路
微生物学:海洋における微生物の生合成能
コロナウイルス:SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の病原性と治療感受性
コロナウイルス:mRNAワクチンの3回接種による記憶B細胞応答の増強
免疫学:記憶CD8+ T細胞の運命を負に制御する因子
免疫学:樹状細胞前駆細胞が分岐する仕組み
腫瘍免疫学:免疫ペプチドーム解読による腫瘍抗原の解析
医学研究:腫瘍転移は休息中に促進される
がん:膵臓がんの不均一性を維持するシグナル伝達機構
がん遺伝学:刷子細胞の発生に不可欠なコアクチベーターの特定
遺伝学:遠位エンハンサーとプロモーターの組み合わせによる制御の法則
分子生物学:eIF1AとeIF5Bの接触がリボソームの会合を助ける
構造生物学:IV型分泌系(T4SS)のクライオ電子顕微鏡構造