Nature ハイライト
免疫学:樹状細胞前駆細胞が分岐する仕組み
Nature 607, 7917
K Murphyたちは今回、古典的な2つのタイプの樹状細胞が、共通の樹状細胞前駆細胞から分岐する機構を明らかにしている。この機構には、Zeb2遺伝子の遠位エンハンサーへの結合を巡る転写因子NFIL3とc/EBPの競合が関与している。この過程で、彼らは、cDC2欠損の遺伝的モデルを作製して、特定の病原体への応答に機能的な異常があることを実証した。
2022年7月7日号の Nature ハイライト
天体物理学:初代クエーサーは低温降着流から生じた
量子物理学:33 kmにわたるエンタングルメントの長距離配送
動物行動学:大型の鳥は失速をうまく利用して止まり木に止まる
遺伝学:COVID-19重症化の素因となる宿主因子
神経科学:かゆみ感覚の新たな経路
微生物学:海洋における微生物の生合成能
コロナウイルス:SARS-CoV-2オミクロンBA.2株の病原性と治療感受性
コロナウイルス:mRNAワクチンの3回接種による記憶B細胞応答の増強
免疫学:記憶CD8+ T細胞の運命を負に制御する因子
免疫学:樹状細胞前駆細胞が分岐する仕組み
腫瘍免疫学:免疫ペプチドーム解読による腫瘍抗原の解析
医学研究:腫瘍転移は休息中に促進される
がん:膵臓がんの不均一性を維持するシグナル伝達機構
がん遺伝学:刷子細胞の発生に不可欠なコアクチベーターの特定
遺伝学:遠位エンハンサーとプロモーターの組み合わせによる制御の法則
分子生物学:eIF1AとeIF5Bの接触がリボソームの会合を助ける
構造生物学:IV型分泌系(T4SS)のクライオ電子顕微鏡構造