Nature ハイライト
昆虫学:雌の性行動を制御する雄の性ホルモン
Nature 608, 7921
今回、ガンビエハマダラカ(Anopheles gambiae)で、雌の性行動を制御する、雄特異的な性ホルモンが発見された。これによって、感染症媒介蚊として悪名高いこの昆虫の新たな駆除戦略が実現するかもしれない。
2022年8月4日号の Nature ハイライト
計量学:電流ではなく磁場のトンネリングで生じるジョセフソン効果
電子デバイス:ナノスケールの青色発光ダイオードの実現
材料科学:強度と延性を兼ね備えた高エントロピー合金
工学:濾過用のセルフクリーニング膜
化学:最小限の保護基を用いた糖の選択的結合
気候科学:未曾有の洪水や干ばつはリスク管理を困難にする
昆虫学:雌の性行動を制御する雄の性ホルモン
生物工学:連続的に起こるゲノム編集によって細胞事象を順番に記録するDNA記憶デバイス
社会科学:女性科学者は男性科学者よりも著者として記されにくい
神経科学:群れの中で付かず離れずを決める神経機構
免疫学:自然免疫を再プログラム化する真菌の分泌性毒力エフェクター
微生物学:Akkermansia muciniphilaによる免疫調節の分子機構
心血管疾患:ヒト心筋症における単一核プロファイリング
心血管疾患:先天性心疾患の統合マルチオミクス解析
生化学:PI3Kによるシグナル伝達と補酵素A合成との結び付き
がん:前立腺がんゲノムの変化を解析する
代謝:餌のロイシン含有量を見分け、ロイシンが豊富な食餌を選んで食べる仕組み
分子生物学:レトロキャスコーダーで遺伝子転写の順序を記録する