Nature ハイライト
宇宙:ハッブルデータに見つかった初期銀河
Nature 469, 7331
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Credit: NASA, ESA, Garth Illingworth (University of California, Santa Cruz) and Rychard Bouwens (University of California, Santa Cruz and Leiden University) and the HUDF09 Team.
ハッブル超深宇宙探査の全データセットを使った超深宇宙の研究で、赤方偏移z ≈ 10の銀河が見つかった。この赤方偏移は、ビッグバンのわずか5億年後に相当する。このデータはまた、銀河の体積密度、つまりその時期の星生成率を強く絞り込むものだ。研究チームは、z ≈ 10からz ≈ 8までの間に星形成率が10倍に増加したと結論している。これは、再電離の真っただ中だったこの時期に、銀河が非常に急速に進化したことを意味している。
2011年1月27日号の Nature ハイライト
医学:結核との戦いを持続可能なものにする
脳:記憶力増強薬の標的になる増殖因子
細胞:転写によらない概日リズム
宇宙:ハッブルデータに見つかった初期銀河
量子情報科学:固体量子メモリーの進展
地球:水の損失は氷床の移動速度を調節する
発生:ホヤで見つかった新規な幹細胞
遺伝:母親似、父親似
細胞:プロバイオティクス細菌の防御効果