Nature ハイライト
宇宙:準惑星セドナは独りぼっちではなかった
Nature 507, 7493

Credit: Scott S. Sheppard: Carnegie Institution for Science
準惑星セドナは、太陽に最も近づく点(近日点)が76天文単位(AU)の遠方にある直径1,000 kmの天体で、太陽系形成モデルからは、30~50 AUの軌道を回るカイパーベルト天体と太陽から約10,000 AUにある未発見の外オールト雲をつなぐ天体である可能性があると指摘されている。今回、C TrujilloとS Sheppardは、近日点が80 AUでセドナに類似した2番目の天体2012 VP113が存在することを報告している。この発見は、セドナが孤立した天体ではないことを裏付けている。これら2つの天体は、内オールト雲天体集団の一員なのかもしれない。この集団は、太陽系内の力学的に安定な他の全ての天体よりも数が多いのではないかと考えられている。
2014年3月27日号の Nature ハイライト
神経科学:神経変性に対抗するRESTタンパク質
遺伝学:ヒトの転写をマッピング
宇宙:準惑星セドナは独りぼっちではなかった
低温物理学:複雑粒子の散乱
気候科学:メタン放出は温度変化の影響を非常に受けやすい
気候科学:変動する気候下での生物種の移動性
進化:無顎から有顎への移行
神経科学:急速眼球運動で素早く見る
免疫:TFH機能におけるAscl2の役割