抗肥満薬が幅広い疾患に効果

GLP-1受容体作動薬という新しい抗肥満薬は、アルコールやたばこなどの嗜癖を抑制し、心血管疾患、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸症候群、パーキンソン病など多岐にわたる疾患に対して有効であることが示唆されている。しかし、その効果の作用機序はまだ完全には解明されておらず、研究が進められている。

ヒト細胞中のDNAは、ヒストンタンパク質の芯に何重にも巻かれたクロマチンとして存在する。転写や組換えといった反応が起こるとき、酵素はどうやってDNAに近づき、それに働き掛けるのだろうか。この仕組みの解明一筋に研究を進め、近年次々と成果を上げている、東京大学の胡桃坂仁志教授に話を聞いた。

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