Research Press Release
光沢の暗い側面
Nature Neuroscience
2012年9月24日
物体の二次元画像は光沢を持つように見えることがある。これは、部分的な暗い領域が引き起こすもので、これまで言われていたように部分的な明るい領域に起因するのではないとの研究が、Nature Neuroscience(オンライン版)に報告されている。この発見は、視覚系が光沢を感知するのに用いている可能性のある情報が何かを知る手がかりになり、また、コンピューター・グラフィクスでの光沢の表現に役立つ可能性がある。
直感的には、滑らかだったりぴかぴかだったり濡れていたりする表面から反射した光が光沢感をもたらすと考えがちである。
Juno Kimたちはその研究で、人工的な二次元表面の一部に暗い領域または明るい領域を加え、被験者に表面の光沢がどう見えるかを質問した。その結果、つや消しの表面に暗い領域と明るい領域を加えると、表面がつややかに見えるようにできることがわかった。さらに、暗い領域を配置しただけの表面でも、光沢感を強制的に生みだした。
doi:10.1038/nn.3221
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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