Nature Astronomy について
新しいオンライン限定ジャーナルNature Astronomy は、2017年1月より毎月1回刊行されます。
刊行目的と対象範囲
Nature Astronomy は、天文学の幅広い領域から、質の高い研究を求めています。本誌の対象となる研究分野の範囲は広く、誌上発表された論文は、幅広い読者層に確実に伝わります。
天文学はおそらく最古の自然科学であり、Nature はこれまで、最初のクエーサー、最初の太陽系外惑星、渦巻銀河の性質など、天文学分野の数多くの研究成果を報じてきました。
Nature Astronomy の創刊は、現代天文学をいちだんと幅広くカバーすることを可能にします。本誌は、天文学、宇宙物理学、惑星科学の全域にわたる研究を対象とし、各領域の研究者間のより緊密な相互作用を促すことを目的としています。
Nature Astronomy では、原著研究論文に加えて、天文学コミュニティーのさまざまな研究者が関心を寄せる多様な話題を取り上げるReview Articles、Perspectives、Comment and Opinion、News & Views、Research Highlightsも掲載します。
Nature Astronomy には、Nature、Nature 関連誌と同様に、専門のエディターからなる専任の編集チーム、公正かつ厳格な査読過程、高水準の原稿整理と制作、迅速な出版、編集の独立性などの特徴があります。
本誌の対象領域:
- 銀河、銀河団、宇宙論
- 太陽系外惑星
- 恒星
- 星間物質
- 地球型惑星
- 木星型惑星
- 惑星のリングと衛星
- 小惑星、彗星、カイパーベルト天体
- 惑星系力学モデル
- 隕石学
- 宇宙化学および宇宙生物学
- 高エネルギー宇宙物理学
- 計算宇宙物理学
- 太陽物理学
- 器械工学および光学
オンライン出版
Nature Astronomy はオンライン限定のジャーナルです。本誌はオンライン限定であるため、研究論文は準備が整い次第出版されます。著者にとっては発表日が早くなるという利点があり、読者にとっても印刷版の場合より数週間早く受理論文を読むことができるという利点があります。オンライン出版される論文は最終原稿となり、その修正には、Addendum(補遺)、Corrigendum(著者からの訂正)あるいは Erratum(編集部からの訂正)の掲載が必要となります。著者の皆様は、論文の校正が正確なものとなるように細心の注意を払ってください。
編集部とお問い合わせ先
他のNature 関連誌と同様、Nature Astronomy にも外部の編集委員会はありません。編集上のすべての判断は、研究および編集に相応の実績を持つ専門のエディターからなる専任チームが行います。
編集に関する一般的なお問い合わせと連絡(エディター宛):
原稿の取扱状況に関するお問い合わせ(編集アシスタント宛):
Nature 関連誌との関係
Nature Astronomy は編集の独立性を有しており、他のNature 関連誌から影響を受けることはなく、編集部は独自に編集上の決定を行います。他のNature 関連誌へ投稿した論文が不受理となった場合、著者は自動原稿転送サービスを利用して、原稿の担当エディターがご案内するリンクからNature Astronomy にその論文を投稿することができます。その場合、査読者のコメント(エディター宛のあらゆる部外秘のコメントを含む)と氏名が原稿と一緒にNature Astronomy のエディターへ転送されることをご承知おきください。Nature Astronomy のエディターは、判断を下す際にそれ以前の査読の結果を考慮に入れますが、追加または代わりの査読者に意見を求める場合もあります。なお、著者が新たな査読を求めることもできますが、それを希望される場合は自動転送のリンクを使用しないでください。この場合、エディターはそれ以前の査読プロセスをいっさい参考にせず、論文の評価を行います。
Nature Astronomy への投稿を考えている論文がNature や他のNature 関連誌の対象範囲にも該当する場合に、最初にどのジャーナルに投稿するかは、著者が決定してください。
詳細に関しては、以下をご覧ください。