Nature ハイライト
構造生物学:Cas12の祖先と考えられていたTnpBの構造と作用機構
Nature 616, 7956
ゲノム編集では、RNAをガイドとするCas9やCas12のようなヌクレアーゼが使われている。今回2つの研究によって、Cas12ファミリーのタンパク質でトランスポゾンにコードされているTnpBの構造が明らかにされ、その作用機構の手掛かりが得られた。この結果によって、TnpBをゲノム編集で使用することが可能になるかもしれない。
2023年4月13日号の Nature ハイライト
天文学:ビッグバンから5~7億年後の大質量銀河
物性物理学:グラフェンにおけるディラックプラズマの磁気的挙動
材料科学:一重項分裂の超高速変化の観測
光物理学:多粒子量子過程を解きほぐす
材料化学:低温での水蒸気放出で変色する多孔性有機結晶
材料化学:空気–液体界面における無機膜の形成
環境社会科学:持続可能性を強化する作物の切り替え
惑星科学:水素大気が地球を形作った
神経科学:眠れるドラゴンの脳内での競合
微生物学:細菌の免疫シグナル伝達のミニマルな機構
微生物学:cGASシグナルを巡る細菌とファージのせめぎ合い
ウイルス学:感染性ウイルス粒子の構築には相分離が必要
腫瘍生物学:膵臓がん特異的な代謝依存性
免疫学:NK細胞受容体NKp46の内因性リガンド
生物工学:細菌の毒針を利用した薬物送達システム
遺伝学:ヒト転写エフェクタードメインの役割
構造生物学:Cas12の祖先と考えられていたTnpBの構造と作用機構