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生化学：風変わりな塩基対はゲノム構造をさらにおもしろくする

Nature 470, 7335

ゲノムの標準的な外観は、2本のDNA鎖がワトソン・クリック型塩基対で結びついているというものだが、DNAにリガンドが結合していると、この正統的な対形成から外れたものが生じる場合があることが観察されている。H Al-Hashimiたちは今回、裸のDNA自体が一時的に、短寿命のフーグスティーン型G・CおよびA・Tという塩基対を含む配置をとる場合があることを明らかにしている。この珍しい配置はDNAの化学的性質と構造の幅の拡大につながり、タンパク質とDNAの結合やDNA損傷修復にもかかわりがあることが示唆される。

2011年2月24日号の Nature ハイライト

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