Nature ハイライト

細胞:微小管の対称性

Nature 466, 7308

微小管は細胞骨格の重要な成分の1つで、in vivoでは普通、γチューブリン複合体でできたコアの周りに13本のプロトフィラメントが集まって構成される。この厳密に決まった配置がどのように制御されているのかは、まだわかっていない。微小管の核となる広く保存されたコアのγチューブリン小型複合体(γ-TuSC)の高次構造が、低温電子顕微鏡を用いて決定された。出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeから単離されたこの複合体の構造は、γ-TuSCの働きによりチューブリンの13回対称構造が作られる仕組みを知る手がかりとなる。

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