注目の論文
永久凍土の劣化が湿地帯の損失をもたらす
Nature Geoscience
2011年6月6日
Permafrost degradation leads to wetland loss
永久凍土の解凍は湿地帯の面積を減少させているとの報告が寄せられている。湿地帯は炭素を含んで保存し二酸化炭素とメタンを放出するので、湿地帯の面積の減少は高緯度地方の炭素放出に影響を与える可能性がある。
C Avisらは、全球気候モデルを用いて、温暖化ガス放出の増加により生じる永久凍土の融解が北半球高緯度地域の湿地帯に及ぼす影響を調べた。彼らのシミュレーションは、永久凍土の劣化によって表層水がより深部の土壌層へと排出されるために、湿地帯の面積を減少させることを示唆している。
doi: 10.1038/ngeo1160
注目の論文
-
1月17日
進化:初期の人類は100万年以上前に過酷な砂漠の条件に適応したCommunications Earth & Environment
-
1月16日
人類学:鉄器時代のブリテンにおけるケルトの「ガールパワー」Nature
-
1月16日
環境:ノルドストリーム海底パイプラインの漏れによるメタン排出量の調査Nature
-
1月9日
古生物学:パンクとエモの化石が軟体動物進化の理解を揺るがすNature
-
1月9日
生物多様性:淡水生物の約4分の1が絶滅の危機に瀕しているNature
-
1月2日
地質学:イエローストーンの火山活動は北東方向に移動しているかもしれないNature