注目の論文
永久凍土の炭素
Nature Geoscience
2012年9月10日
Permafrost carbon
解凍した永久凍土から放出された炭素は、人工的な放出が低いシナリオの場合でさえも顕著な温暖化をもたらすと今週号のNature Geoscience(オンライン版)に発表された研究が報告している。
永久凍土土壌は大気のほぼ2倍の炭素を保持している。気候が温暖化すると、この炭素のある部分が大気へと移動する。Andrew H MacDougall等は全球気候モデルを用いて、将来の温室効果ガス放出の想定される範囲内における永久凍土からの炭素放出の大きさと関連する温暖化を評価した。彼らは、永久凍土からの炭素放出は、人工的な放出がたどる道筋によらずに2300年までに0.13から1.69℃の付加的な温暖化をもたらす可能性があることを示している。
doi: 10.1038/ngeo1573
注目の論文
-
4月23日
気候変動:温暖化が進む世界で急激な「気温の変化」が増えているNature Communications
-
4月22日
気候:都市のヒートアイランド現象による気温関連死の評価Nature Climate Change
-
4月11日
環境:世界のプラスチックのうち、再生材料から製造されたものは10%未満Communications Earth & Environment
-
4月10日
考古学:狩猟採集民がマルタに向けて出帆Nature
-
4月10日
惑星科学:月の裏側の水の存在量の評価Nature
-
4月9日
遺伝学:古代のDNAから湖魚の早期導入が明らかにNature Communications