注目の論文
永久凍土の炭素
Nature Geoscience
2012年9月10日
Permafrost carbon
解凍した永久凍土から放出された炭素は、人工的な放出が低いシナリオの場合でさえも顕著な温暖化をもたらすと今週号のNature Geoscience(オンライン版)に発表された研究が報告している。
永久凍土土壌は大気のほぼ2倍の炭素を保持している。気候が温暖化すると、この炭素のある部分が大気へと移動する。Andrew H MacDougall等は全球気候モデルを用いて、将来の温室効果ガス放出の想定される範囲内における永久凍土からの炭素放出の大きさと関連する温暖化を評価した。彼らは、永久凍土からの炭素放出は、人工的な放出がたどる道筋によらずに2300年までに0.13から1.69℃の付加的な温暖化をもたらす可能性があることを示している。
doi: 10.1038/ngeo1573
注目の論文
-
2月19日
生態学:深海の生態系を調査するNature Communications
-
2月13日
動物の行動:カメは磁気地図が食べ物に導くと踊るNature
-
2月11日
地球科学:地球の内核の変化を検出Nature Geoscience
-
2月11日
気候変動:2024年の気温がパリ協定の目標に与える影響の評価Nature Climate Change
-
2月6日
遺伝学:古代のゲノムがヤムナ文化の起源の手がかりとなるNature
-
2月5日
惑星科学:月のグランドキャニオンの形成Nature Communications