注目の論文
火星に微生物が存在する環境が?
Nature Geoscience
2010年11月1日
A habitable microenvironment on Mars?
火星のシルティス・メジャー火山複合体にある水和したシリカ堆積物は、比較的最近生物が存在できる環境があったことを示唆している。堆積物の形状と火山火口の周囲にある位置は、熱水システムがその起源であることを指し示しており、生物のすみかとなりその残骸を保持している可能性がある。
J Skokらは、火星画像小型分光計(CRISM)で得られたデータを解析した。彼らは火星では、比較的年代の若い火山の特徴をもつ、ニリパテラ火口の近くで水和したシリカと一致する分光学的兆候を検出した。研究者は、データは最近存在した熱水システムを示唆していると解釈している。地球では、シリカを形成する熱水環境は微生物の化石を保持している可能性が極めて高いと考えられている。
doi: 10.1038/ngeo990
注目の論文
-
11月21日
天文学:近くの恒星を周回する若いトランジット惑星が発見されるNature
-
11月21日
気候:20世紀の海水温を再考するNature
-
11月20日
生態学:リュウキュウアオイが太陽光を共有するNature Communications
-
11月19日
気候変動:パリ協定を達成するために、CO2の受動的吸収を計算から分離するNature
-
11月18日
惑星科学:嫦娥6号のサンプルが裏側の月火山活動の年代を特定Nature
-
11月13日
地球科学:2022年のマウナロア火山の噴火を調査するNature Communications