注目の論文
アマゾンの氷
Nature Geoscience
2009年5月4日
Amazonian ice
生物起源の粒子と鉱物の塵はアマゾン地域における雲中の氷形成の原因となっている、とNature Geoscience(電子版)に発表される。微視的な粒子により大気中で氷形成が始まるが、このような粒子を同定することは論争の的となっていた。
A Prenniらは、アマゾン盆地で雨期に氷を形成する粒子の化学的組成を調べた。彼らは、局所的に生成された生物学的粒子と鉱物の塵がこのような氷を形成する粒子の大多数を占めていることを示した。簡単なモデルを用いて、彼らは局所的な生物学的粒子の氷形成への寄与は大気の温度が上昇すると増大すると示唆している。
doi: 10.1038/ngeo517
注目の論文
-
1月17日
進化:初期の人類は100万年以上前に過酷な砂漠の条件に適応したCommunications Earth & Environment
-
1月16日
人類学:鉄器時代のブリテンにおけるケルトの「ガールパワー」Nature
-
1月16日
環境:ノルドストリーム海底パイプラインの漏れによるメタン排出量の調査Nature
-
1月9日
古生物学:パンクとエモの化石が軟体動物進化の理解を揺るがすNature
-
1月9日
生物多様性:淡水生物の約4分の1が絶滅の危機に瀕しているNature
-
1月2日
地質学:イエローストーンの火山活動は北東方向に移動しているかもしれないNature