注目の論文
外洋の水銀源
Nature Geoscience
2013年8月26日
Open ocean mercury source
外洋の微生物は、無機水銀を魚類が摂取できる毒物の形態であるメチル水銀に変換させるということを報告する論文が、今週オンライン版に掲載される。この発見は、沿岸堆積物に見つかっている微生物だけでなく、外洋の微生物も海洋食物網の水銀汚染に寄与していることを示している。
Joel Blumらは北太平洋で採取され、異なった深さで食物を取っている9種の魚で水銀の同位体の特徴を調べた。彼らは、これらの魚で見つかった同位体のパターンが、消費したメチル水銀の60-80%は表層水に供給源があるのではなく、海洋表層混合層より下で微生物により生成されたとしないと説明出来ないことを見つけた。
doi: 10.1038/ngeo1918
注目の論文
-
1月17日
進化:初期の人類は100万年以上前に過酷な砂漠の条件に適応したCommunications Earth & Environment
-
1月16日
人類学:鉄器時代のブリテンにおけるケルトの「ガールパワー」Nature
-
1月16日
環境:ノルドストリーム海底パイプラインの漏れによるメタン排出量の調査Nature
-
1月9日
古生物学:パンクとエモの化石が軟体動物進化の理解を揺るがすNature
-
1月9日
生物多様性:淡水生物の約4分の1が絶滅の危機に瀕しているNature
-
1月2日
地質学:イエローストーンの火山活動は北東方向に移動しているかもしれないNature