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氷の衝突が生命を形成

Nature Geoscience

2013年9月16日

Building life via icy impacts

Nature Geoscience

惑星体と氷彗星との衝突は、タンパク質の基礎的要素である複雑なアミノ酸の形成をもたらしたという報告が、今週オンライン版に掲載される。

アミノ酸の有機前駆物質はこれまでも彗星で検出されているが、このような単純な材料から生命に必要な複雑なアミノ酸を合成するためにはより強力な過程が必要である。

Mark Priceらは室内実験により、鉄の発射体を彗星で見つかっているのと似た氷の混合物に高速度で打ち込んだ。その衝突によりタンパク質の重要な成分であるd-およびl-アラニンを含むいくつかのアミノ酸が生成された。このことから、研究者は氷の衝突(氷彗星と岩石の惑星か、岩石の小惑星と氷の月であろうと)は、この太陽系に生命をもたらす道筋となり得たと示唆している。

doi: 10.1038/ngeo1930

英語の原文

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