注目の論文
ナミブ砂漠の100万年前の砂
Nature Geoscience
2010年11月1日
Million-year-old sand in the Namib
ナミブ砂海の砂は少なくとも100万年間はそこに存在しているとの報告が寄せられている。このことは、過去数百万年間にわたってこの地域で大規模な気候変動があったにもかかわらず、この地域から砂が完全になくなったことはないことを示している。
P Vermeeschらは、地球化学的トレーサーを用いて400キロメートルの砂漠地域で砂の動きを追跡した。彼らはまた、宇宙線により生成された放射性同位体を測定することで、砂がその地域に存在していた時間量を見積もることができた。彼らは、風が砂漠地域から砂を吹き飛ばすためには少なくとも100万年かかるが、その期間にわたって砂丘が活動していなかった可能性はあると結論している。
doi: 10.1038/ngeo985
注目の論文
-
2月19日
生態学:深海の生態系を調査するNature Communications
-
2月13日
動物の行動:カメは磁気地図が食べ物に導くと踊るNature
-
2月11日
地球科学:地球の内核の変化を検出Nature Geoscience
-
2月11日
気候変動:2024年の気温がパリ協定の目標に与える影響の評価Nature Climate Change
-
2月6日
遺伝学:古代のゲノムがヤムナ文化の起源の手がかりとなるNature
-
2月5日
惑星科学:月のグランドキャニオンの形成Nature Communications