Nature ハイライト
分子進化学:中立ではなかった同義変異
Nature 606, 7915
今回、酵母の21の遺伝子について8341の変異体を作製し、それらを調べた研究で、タンパク質のコード配列を変化させない「同義変異」が実は非中立であることが示された。これらの変異の適応度効果は、変異を持つ遺伝子の発現レベルへの影響を介している可能性がある。
2022年6月23日号の Nature ハイライト
原子核物理学:テトラ中性子を捕まえる
量子物理学:ボース・アインシュタイン凝縮体の連続生成
原子分子物理学:陽電子と分子の正確な理論
量子物理学:一次元SSH模型の量子シミュレーション
デバイス物理学:高性能の有機バイポーラートランジスター
進化遺伝学:14世紀の黒死病パンデミックの起源
分子進化学:中立ではなかった同義変異
神経科学:1つの物質で複数の機能を制御する
心血管生物学:心臓と肺を制御する神経回路
発生生物学:成体の造血に関与する胚性多能性前駆細胞
微生物学:炎症性腸疾患で生物活性を持つ微生物遺伝子産物の特定
細胞生物学:SARS-CoV-2複製オルガネラの形成機構
免疫学:母体で翻訳後修飾された抗体が仔を防御する
細胞生物学:SLC7A11はエフェロサイトーシスの阻害を介して創傷治癒を妨げる
代謝:身体活動によって産生が促進され、食物摂取と肥満を抑制する分子
免疫療法:チェックポイント阻害療法抵抗性の新しい機構
免疫療法:アンドロゲン受容体遮断によるBRAF/MEK標的療法応答の改善
生物工学:ミトコンドリアDNA塩基エディターは核ゲノムに多数の変異を誘発する