Nature ハイライト
免疫学:細菌の感知に必要なキナーゼNAGKの特定
Nature 609, 7927
NOD2(nucleotide-binding oligomerization domain-containing protein 2)は細胞質ゾル中のパターン認識受容体で、細胞壁を構成するペプチドグリカンに含まれるムラミルジペプチド(MDP)の感知に関わるとされている。C Staffordたちは今回、N-アセチルグルコサミンキナーゼ(NAGK)が、NOD2を介したMDPの検出に必要なタンパク質であることを明らかにしている。
2022年9月15日号の Nature ハイライト
光物理学:フェムト秒レーザーによる強誘電体ナノドメインの書き込みと消去
物理化学:一重項励起状態と三重項励起状態のエネルギーが逆転した蛍光分子
原子物理学:水クラスターのアト秒分光測定
化学:閉じ込められた水の相図
地球科学:ファグラダルスフィヤル火山の噴火における前兆とマグマ供給
生態学:捕食魚は高気圧性の渦に集まる
古生物学:サッコリタスは新口動物ではなかった
医学:時代を大きくさかのぼる人類最古の手術の証拠
がんゲノミクス:アフリカ系の前立腺がんに特有なゲノム変化
代謝:脂肪組織の体性感覚神経支配
植物科学:全体的リン酸化とオーキシンキャナリゼーションにおけるABP1の働き
微生物学:トリプシン分解共生細菌の大腸における働き
免疫学:細菌の感知に必要なキナーゼNAGKの特定
植物科学:PINタンパク質がオーキシンを運ぶ仕組み
植物科学:オーキシンおよび阻害剤と結合したPIN類のクライオ電子顕微鏡観察
構造生物学:IL-17リガンド–受容体複合体の構造とその構築原理