Nature ハイライト
構造生物学：SLC19A1による葉酸とサイクリックジヌクレオチドの膜輸送
Nature 612, 7938
葉酸や葉酸拮抗薬の細胞膜を横断する輸送は溶質輸送体SLC19A1に依存している。今回、ヒトSLC19A1による葉酸とサイクリックジヌクレオチドの膜を越える輸送の意外な構造学的仕組みが、クライオ電子顕微鏡を使って明らかにされた。この結果は、全く新しい抗がん治療薬につながる可能性がある。
2022年12月1日号の Nature ハイライト
光物理学：シリコンウエハーに集積されたパラメトリック増幅器
光物理学：収差補正3D写真撮影用のイメージセンサー
化学：溶融塩フラックスを用いた材料発見戦略
ナノスケールデバイス：分子鎖の「記録テープ」を読み取りながら一方向に移動する化学構造
環境社会科学：サプライチェーンのグローバル化による太陽光発電のコスト削減
気候科学：退氷時における熱帯海洋温度の季節変動
気候科学：アジアモンスーンを制御する暖水プールの海洋貯熱量
古生物学：クラウン群鳥類の祖先は新顎類に近かった
がん：細胞間の構造変動ががんの多様性をもたらす
神経科学：ハエの眼の動きに注目
神経疾患：ありふれたアミロイドがアルツハイマー病を促進
微生物学：細菌の防御系を直接活性化するファージキャプシドタンパク質
がん：腫瘍関連好中球が予後に関与
細胞生物学：MYCの多量体化が腫瘍増殖を促進する
免疫学：マウスIgM BCR複合体の構造と組み立て原理
生化学：重合によるタンキラーゼ活性化の仕組みを構造から解明
構造生物学：SLC19A1による葉酸とサイクリックジヌクレオチドの膜輸送
