Nature ハイライト 量子情報科学:光子3つの量子もつれ 2010年7月29日 Nature 466, 7306 量子もつれ光子は基礎科学の強力な資源であり、計算や通信における新しい量子技術の進展を促進する可能性がある。量子もつれ光子対は、レーザー光の自発パラメトリック下方変換によって生成できる。しかし、これまでこの方法では3光子の量子もつれを生成できなかった。今回、Hübelたちは、直列に接続した光子対源を用いて、もつれた3光子を直接生成したことを報告している。もつれた3光子はそれぞれたった1個のポンプ光子から生成され、その結果、3個の光子すべての間に量子相関が生じる。 2010年7月29日号の Nature ハイライト 宇宙:太陽系探求の歴史 環境:減少する植物プランクトン 量子情報科学:光子3つの量子もつれ 地球:ニューマドリッド地震活動 進化:性染色体のダイナミックな進化 医学:糖尿病にかかわる生物時計 細胞:パーキンソン病でのマイクロRNAの働き 遺伝:新種の低分子RNA 顕微鏡法:分子1個を見る 目次へ戻る