Nature ハイライト

化学:ポリマーごみから価値を得る

Nature 603, 7903

汎用プラスチックや特製プラスチックの廃棄物処理とリサイクルを巡る問題は明確かつ重要であり、これは太平洋ごみベルトや、プラスチックごみだらけの海岸や自然環境の光景からも明白である。今回H Sardonたちは、プラスチックの消費削減とリサイクル/分解に加えて、第三の方法である「アップサイクル」がいかに役割を果たし得るかについて概説している。アップサイクルとは、元のプラスチックを(化学的方法などで)処理し、全体的価値が出発材料を上回る材料を作り出すことである。このPerspectiveでは、アップサイクルの複数の種類と処理経路とともに、有効性の評価に使われるべき基準の概略が示されている。

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