Nature ハイライト
免疫学:カスパーゼ-7は細胞死前の身辺整理を行う
Nature 606, 7916
E Miaoたちは今回、カスパーゼ-7は酸性スフィンゴミエリナーゼを切断して活性化し、セラミドを生成してガスダーミンD小孔の修復を促すことを示している。感染細胞への小孔形成による細胞溶解が遅延すると、細胞がしばらくの間生存し続けられるので、アポトーシスプログラムが完了できたり、腸上皮細胞が押し出されたりできるようになる。
2022年6月30日号の Nature ハイライト
天体物理学:新しい反復高速電波バースト
原子核物理学:ヘリウム3の核磁気モーメントの直接測定
量子物理学:ダイヤモンドを使った量子誤り訂正
物性物理学:自然ひずみ材料のマヨラナゼロモード
物性物理学:軸性ヒッグスモードの検出
材料科学:極端な温度に耐えるセラミックエアロゲル
ケミカルバイオロジー:アルカロイドGB18の合成と作用
地球科学:動的に弱化する断層破砕帯で間欠的に起こる地震
分子生物学:染色体粉砕をもたらすDNA損傷の機構
神経科学:病気症状を制御するニューロン集団
神経科学:ALS4はクローン増殖したCD8 T細胞を特徴とする
微生物学:ペプチドグリカンの成熟が細菌外膜の構築を制御する
免疫学:カスパーゼ-7は細胞死前の身辺整理を行う
がん免疫療法:T細胞とNK細胞による二重攻撃を誘導するがんワクチン
腫瘍生物学:腎臓がんで変異の組織選択性が生じる仕組み
分子生物学:DNAの複製起点が融解する機構
構造生物学:肝炎ウイルス侵入の受容体となる胆汁酸輸送体NTCPの構造