Nature ハイライト
ウイルス学:SARS-CoV-2オミクロン派生株BA.2.86に対する抗体の応答
Nature 624, 7992
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)のオミクロン派生株BA.2.86は、スパイクタンパク質に新たな34の変異を持っている。今回、BA.2.86に対して、現在のヒト血清やモノクローナル抗体(mAb)は有効であるらしいが、その一方で、スパイクの特定の領域を標的とする一部のmAbは有効性が低下していることが実証された。
2023年12月21日号の Nature ハイライト
量子物理学:量子シミュレーターで確認された大規模エンタングルメント
物性物理学:量子ホールジョセフソン接合に現れたカイラル超電流の証拠
技術:モアレ物質を用いたシナプスデバイス
太陽電池:ペロブスカイト太陽電池の性能向上につながる添加剤
材料科学:中/高エントロピー合金ナノ粒子における局所的化学秩序とひずみの相関
ケモインフォマティクス:GPT-4を用いた研究の自動化
海洋化学:海洋観測データによる生物学的炭素ポンプの見積もり
社会科学:実は多様な人との接触が少ない都会人
遺伝学:オーストラリア先住民のゲノムの豊かな多様性
神経科学:運動ニューロンの老化は炎症性ミクログリアの仕業か
医学研究:単回投与で有効なSARS-CoV-2吸入ワクチン
ウイルス学:SARS-CoV-2オミクロン派生株BA.2.86に対する抗体の応答
健康科学:自己免疫疾患患者で見られるエナメル質形成不全の発症機序
構造生物学:微量アミン関連受容体TAAR1のリガンドやアゴニストと結合した構造の解明
構造生物学:微量アミン受容体のリガンド認識と活性化
生化学:スプライシング機構とその進化の構造的手掛かり