Nature ハイライト

医療倫理:幹細胞提供への報酬

Nature 442, 7103

幹細胞研究のために女性が卵母細胞を提供することが倫理的・法的に許されるなら、また、研究のために健康なボランティアが卵子提供と同程度の処置を受けた際に費やした時間や労力、不便などを補償することが容認されるというなら、幹細胞提供に関する北米と欧州のガイドラインは、どうして女性に対する報酬を提供者の直接経費だけに制限しているのだろうか。現在ISSCR(国際幹細胞学会)の国際ヒト胚性幹細胞研究ガイドライン特別委員会の一員であるI Hyunは、基礎研究のために卵母細胞を提供する女性には十分な補償をするべきだと主張している。

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