Nature ハイライト

生物工学:「RNAブリッジ」を用いた新しい遺伝子編集技術

Nature 630, 8018

新たなRNA誘導型システムである、ブリッジRNAリコンビナーゼ機構の概念画像。
新たなRNA誘導型システムである、ブリッジRNAリコンビナーゼ機構の概念画像。 | 拡大する

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今週号では、「RNAブリッジ」を用いた遺伝子編集技術について、2報の論文が掲載されている。P Hsuたちは、可動性遺伝因子をベースにしたゲノム編集システムについて報告しており、このシステムでは、1個の「ブリッジRNA」をゲノムの標的部位と挿入用の大きなDNA積み荷の両方を特異的に設定するようにプログラムできる。一方、西増弘志(東京大学)たちは、挿入配列IS110リコンビナーゼを含む3つの複合体の構造について報告している。このリコンビナーゼは、RNAを使ってそのドナーと標的の特異性をガイドするクラスに属する。

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