Nature ハイライト

地球:地球の酸素増加がより早い時期に起こったことを示す陸上堆積物

Nature 468, 7321

地球上の生命は、大気の酸素濃度と関連して発展したと考えられており、酸素濃度は海水の硫酸塩含有量も岩石中の硫化鉱物の風化によって制御してきた。硫酸塩含有量が増加すると、微生物による硫黄の同位体分別が起きる。スコットランドの陸上堆積物から得られた新しいデータは、多細胞生物の発展を促進したと考えられている、現在みられるレベルの同位体分別が、11億8,000万年前に始まったことを示している。

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