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Nature ハイライト

発生：ホヤで見つかった新規な幹細胞

Nature 469, 7331

尾索動物は脊椎動物に最も近縁の現生動物群であるが、その一生で見られるさまざまな特性については、まだよくわかっていない。カタユウレイボヤ（Ciona intestinalis）などのホヤ類では、オタマジャクシ型幼生の外見的には脊椎動物のものに似た中枢神経系が、新規に発生する成体神経系に置き換えられ、退縮すると考えられていた。しかし今回、トランスジェニック動物の作製と画像化技術を用いた研究で、この見解は間違っていたことが示された。実際には、成体の神経系は、幼生に見られる幹細胞様の上衣細胞から発生するのである。

2011年1月27日号の Nature ハイライト

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