Nature ハイライト

量子情報科学:固体量子メモリーの進展

Nature 469, 7331

光系と物質系とのエンタングルメントの利用は、将来の量子情報技術にとって重要である。今回2つの研究グループが、光–物質間の量子インターフェイスの開発を進展させ、長距離量子ネットワーク用の多重化量子中継器の構築への道が開かれる可能性を報告している。Clausenたちは、光通信波長(1,338 nm)の光子と、ネオジムをドープしたY2SiO5結晶中に記憶された単一の集団原子励起との間のエンタングルメントを実証した。Saglamyurekたちは、ツリウムをドープしたLiNbO3導波路を使って同様のエンタングルメントを実現している。

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