Nature ハイライト
技術:極細の内視鏡
Nature 443, 7113
直径1 mm 前後の検査装置を使うマイクロ内視鏡技術(microendoscopy)は、眼科や腫瘍診断、その他の特殊な医療分野で認められている技術である。だが、直径1 mm 未満の装置は一部の臨床応用で利用されてはいるものの、プローブの柔軟性が乏しく画質も悪いため、広く採用されてはいない。今回、新型の内視鏡が開発され、柔軟性のあるプローブから動画並みのコマ速度で3 次元像を送達することが可能になった。このプローブ の直径は光ファイバー1 本分にあたる80~250μm で、ヒトの毛髪の直径とほぼ同じである。
2006年10月19日号の Nature ハイライト
進化:ダーウィンの全著作を読めるサイト がオープン
技術:極細の内視鏡
進化:生き延びたネアンデルタール人
細胞:アミロイドを除去する酵素の構造を解明
地球:地殻の果たす役割
進化:最初の菌類
植物:2 つ目のアブシジン酸受容体
宇宙:銀河大衝突
宇宙:振り出しに戻った月の氷の証拠
化学:孔だらけのゼオライト
保全:漁業の魚への本当の影響