Nature ハイライト
精神科遺伝学:統合失調症のPGC3ゲノム規模関連解析
Nature 604, 7906
精神医学ゲノミクスコンソーシアム(PGC)は今回、7万6755人の統合失調症患者と24万3649人の対照群について2段階設計のゲノム規模関連解析(GWAS)を行い、287のゲノム座位でのありふれたバリアントの関連を報告している。また、これらの座位のファインマッピングと、一連のGWAS後解析による標的遺伝子の優先順位付けも行われ、シナプス過程などの生物学的機能の関連が明らかになるとともに、ありふれたバリアントとまれなバリアントの関連性が共通遺伝子に収斂していることも示された。
2022年4月21日号の Nature ハイライト
ゲノミクス:ヒトのパンゲノム構築に向けて
天体物理学:白色矮星での局所的な熱核バースト
量子情報:飛び交うキュービット
量子情報:中性原子を用いて実行された量子アルゴリズム
量子物理学:ナノ機械の量子レベル操作
ナノスケール材料:三重項融合アップコンバージョンを利用した3D印刷
エネルギー科学:酸エッチングによる接触の改善
気候科学:海洋熱波の全球予測
地球科学:アセノスフェアに存在するプリューム起源の含水メルト
移動:古気候の変化がヒト族の進化を導いた
精神科遺伝学:統合失調症のPGC3ゲノム規模関連解析
精神科遺伝学:統合失調症のリスクと関連する10の遺伝子
神経科学:脳の成長を計測する
微生物学:フィダキソマイシンが特定の細菌だけに効く理由
コロナウイルス:オミクロン亜系統に対する抗体中和活性
がん:固形腫瘍でCAR T細胞の有効性が限定的である理由が明らかに
分子生物学:エンハンサーとプロモーターの相互作用が転写に影響する仕組み
生化学:TPP1と結合したヒトテロメラーゼの構造