Nature ハイライト

宇宙:星形成への銀河の影響

Nature 484, 7395

ケンタウルス座のオメガ星団。古い銀河では、ここに見られるよう な微小な赤い星が大部分を占めている。
ケンタウルス座のオメガ星団。古い銀河では、ここに見られるよう な微小な赤い星が大部分を占めている。 | 拡大する

Credit :NASA/ESA/Anderson/van der Marel

星の初期質量関数(IMF)は、星形成時の質量分布を記述するもので、その星が形成された銀河のタイプには依存しないと、これまで数十年にわたって考えられてきた。しかし最近、Nature誌(http://go.nature.com/dh1vc5)などに発表された証拠は、IMFが銀河のタイプによって変動することを示している。今回、質量によって選び出された260個の初期銀河の探査によって、IMFに系統的な変動が見られることが明らかになった。IMFが変わらないとするモデルは、どのような種類の銀河が形成されつつあるのかを星が認識しているように見える仕組みを説明できるように改変する必要があると考えられる。

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