Research Press Release
【電子工学】折り曲げ自在で伸縮自在な電子機器
Nature Communications
2012年8月1日
従来の電子デバイスにはんだ付けでき、伸縮可能で生体適合性のある金属電極の作製方法が、明らかになった。これによって、心電図センサーのようなフレキシブルな医療機器が実現される可能性が生まれている。この成果を報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。
今回、S-H Leeたちが開発した伸縮可能な電極は、最大20%のひずみを繰り返し加えても、性能低下を最小限に抑えつつ耐久性を保持する。Leeたちは、この電極を硬い電子機器にはんだ付けできることを実証して、フレキシブルエレクトロニクスと従来のエレクトロニクスの統合という課題に取り組んだ。また、Leeたちは、この電極を用いたバイオセンサーをマウスの皮膚に貼りつけ、又は移植したが、組織に対する刺激は見られなかった。
doi:10.1038/ncomms1980
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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