Research Press Release
男性乳がんのリスクに関連する遺伝子多様体
Nature Genetics
2012年9月24日
男性乳がんは、すべての乳がん症例の1%を占めているが、このほど、初めての男性乳がんのゲノムワイド関連解析が行われ、その結果を報告する論文が、Nature Genetics(オンライン版)に掲載される。
今回、Nick Orrたちは、ヨーロッパ系の男性乳がん患者(1,261人)を対象としたゲノムワイド関連解析を行った。その結果、RAD51B遺伝子の多様体が男性乳がんリスクと有意に関連していることが判明した。興味深いことに、このRAD51B遺伝子は、女性の乳がんリスクと関連していることがすでに明らかになっている。
doi:10.1038/ng.2417
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
医学研究:ブタから人間への肝臓移植の評価Nature
-
天文学:宇宙再電離の初期兆候Nature
-
化学: 永遠の化学物質の分解Nature
-
神経科学:マラソンランナーは脳内のミエリンの可逆的な変化を経験するNature Metabolism
-
加齢:健康的な加齢のための食事パターンの特定Nature Medicine
-
神経科学:鳥の脳が明かす言語の秘密Nature