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代謝手術:糖尿病における消化管の役割

Nature Reviews Endocrinology

2010年2月1日

Metabolic surgery the role of the gastrointestinal tract in diabetes mellitus

従来のいくつかの減量手術により、2 型糖尿病(T2DM)の長期寛解が得られる。 また、新しい消化管外科手術法も同様の効果を示すことが報告されている。これらの手法により、高脂血症や高血圧症等の他の代謝性疾患も肥満の有無にかかわらず著しく改善される。これらの代謝効果が単に大幅な減量とカロリー摂取量の減少に起因するのではなく、一部は消化管に対する外科的な操作がもたらす内分泌変化に起因するというエビデンスが、複数の研究から示されている。 本稿では、代謝手術と呼ばれるこのような介入法がT2DM に及ぼす影響を示す臨床的エビデンスについて概説し、今後の研究への意義について考察する。これらのエビデンスに基づき、われわれは消化管がT2DM および肥満症の病態生理において何らかの役割を果たしているものと推察する。

doi:10.1038/nrendo.2009.268

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