Volume 460 Number 7255

Editorials

さまざまな分野で膨大な量のデータが生み出されるペタ(100万ギガ)バイト科学の時代を迎え、精度、アクセス、管理などの問題への取り組みの強化が必要である。

Information overload p.551

doi: 10.1038/460551a

天然ガスは、クリーンエネルギーへの移行を円滑にするために、賢く利用すべきだ。

p.551

doi: 10.1038/460551b

科学者以外の人々に科学を伝えるには、TED会議の講演スタイルが非常に参考になる。

p.552

doi: 10.1038/460552a

News

米政府説明責任局(GAO)が、国土安全保障省のバイオテロ対策研究施設計画を批判。

p.556

doi: 10.1038/460556a

米国の医学者から、産学協同を妨げると、利害関係抵触の厳しい規制に反対する声が。

p.556

doi: 10.1038/460556b

欧州研究評議会(ERC)の運営を改革し、自由度を高めるべきと、専門家委員会が指摘。

p.557

doi: 10.1038/460557a

大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の運転再開の遅れで、多くの学生が、学位論文用のデータがなくて悩む羽目に。

p.558

doi: 10.1038/460558a

イタリア政府が、研究機関や大学を実績評価し、それに基づく助成システムを導入へ。

p.559

doi: 10.1038/460559a

中国の2つのグループが、人工多能性幹(iPS)細胞から完全なマウスを誕生させることに成功。

Mice made from induced stem cells p.560

doi: 10.1038/460560a

英国有数のナノテク企業が特許権訴訟に負け、経営に大きな影響が。

p.561

doi: 10.1038/460561a

Q&A 米国が8月初めに、2種類の新型インフルエンザワクチンに関して5つの臨床試験を開始する。

p.562

doi: 10.1038/460562a

News Features

エネルギー:望みは高く

p.564

高高度の風を地上での発電に利用しようという試みが始まっている。

doi: 10.1038/460564a

免疫学:光、カメラ、感染、

Lights, camera, infection p.568

多光子顕微鏡によって、現在進行中の感染を見ることが可能になった。

doi: 10.1038/460568a

News & Views

光学:メタマテリアルで作る錯覚

p.579

ある形の物体の近くに、その物体をぐるっと取り囲んでしまわないように置かれた「錯覚装置」は、その物体によって散乱される光を操作・変形して、全く異なる物体に見えるようにする。

doi: 10.1038/460579a

構造生物学:三量体イオンチャネルの構造

p.580

大きくて奥行きの深い空洞、複雑な通路、一風変わった錠のついた門というのが、明らかにされたATP活性化イオンチャネルの構造である。そしてこの巧妙に設計された内部構造は、別種のイオンチャネルでもみられる。

doi: 10.1038/460580a

海洋学:魚も一役買う海洋混合

p.581

海洋の生物はほとんど常に動いており、そうした活動が海をかき混ぜているのは確かである。こうした「生物起源の混合」という考え方についての画期的な研究が行われ、クラゲやその仲間が果たす役割が明らかになった。

doi: 10.1038/460581a

惑星科学:風から得られた土星の自転に関するてがかり

p.582

土星の自転周期は謎であった。今回、土星の気象に基づいてその推定値が得られた。これは、土星大気のジェット気流や内部構造についての我々の理解に関係するところが大きい。

doi: 10.1038/460582a

地球科学:滴り落ちの地球力学

p.583

古代の火山岩のある種のものに含まれる白金属元素の解析からは、地球の最初期の歴史についてのてがかりばかりでなく、マントルの力学的性質を解明するための新規な方法も得られる。

doi: 10.1038/460583a

発生生物学:骨格筋が発達すると

p.584

筋幹細胞プールを一生の間ずっと維持し続けるのに必須と考えられてきた調節タンパク質の1つが、成体ではなくてもいいことが明らかになった。だが、時間経過に伴ってどういう基本的因子が働くようになるのかは、まだわかっていない。

doi: 10.1038/460584a

超分子化学:ケージに入れられたリン

p.585

乱暴な犯罪者を取り締まるには監獄に収容する。これと同じように、白リンを分子の監獄に閉じ込めれば、火を噴くようなことはなくなる。だが、そこから解き放たれれば、その燃えやすい性質がまた発揮されることになる。

doi: 10.1038/460585a

Articles

生化学:ATP依存性P2X4イオンチャネルの閉状態の結晶構造

Crystal structure of the ATP-gated P2X4 ion channel in the closed state p.592

doi: 10.1038/nature08198

生化学:酸感受性イオンチャネルとP2X受容体の小孔構造とイオン結合部位

Pore architecture and ion sites in acid-sensing ion channels and P2X receptors p.599

doi: 10.1038/nature08218

Letters

宇宙:矮小楕円体銀河を生み出すレゾナントストリッピング現象

Resonant stripping as the origin of dwarf spheroidal galaxies p.605

doi: 10.1038/nature08215

宇宙:土星大気の惑星波の構造から求めた土星の自転周期

Saturn's rotation period from its atmospheric planetary-wave configuration p.608

doi: 10.1038/nature08194

工学:充填エマルションのランダムパッキングに関する「granocentric」モデル

A ‘granocentric' model for random packing of jammed emulsions p.611

doi: 10.1038/nature08158

環境:亜北極域の気候温暖化が加速する地下の泥炭からの炭素呼吸

Carbon respiration from subsurface peat accelerated by climate warming in the subarctic p.616

doi: 10.1038/nature08216

地球:初期地球のマントル深部へ徐々に混合する隕石ベニア

Progressive mixing of meteoritic veneer into the early Earth's deep mantle p.620

doi: 10.1038/nature08205

海洋:生物による海洋混合が粘性によって増強される機構

A viscosity-enhanced mechanism for biogenic ocean mixing p.624

doi: 10.1038/nature08207

発生:成体の筋サテライト細胞と胚の筋肉前駆細胞では遺伝学的必要条件が異なる

Adult satellite cells and embryonic muscle progenitors have distinct genetic requirements p.627

doi: 10.1038/nature08209

神経:プレセニリンは神経伝達物質の放出の制御に必須である

Presenilins are essential for regulating neurotransmitter release p.632

doi: 10.1038/nature08177

免疫:マクロファージエラスターゼはマウスのマクロファージ内で細菌を殺菌する

Macrophage elastase kills bacteria within murine macrophages p.637

doi: 10.1038/nature08181

発生:神経の発生における、マイクロRNAを介したクロマチンリモデリング複合体の切り替え

MicroRNA mediated switching of chromatin-remodelling complexes in neural development p.642

doi: 10.1038/nature08139

細胞:マウスのゲノムインプリンティングによるX染色体不活性化はXist RNAに関係なく開始されることの証拠

Evidence of Xist RNA-independent initiation of mouse imprinted X-chromosome inactivation p.647

doi: 10.1038/nature08161

Review Article

生理:サーチュインの生物学的および生理学的研究における最近の進展

Recent progress in the biology and physiology of sirtuins p.587

doi: 10.1038/nature08197

「Journal home」に戻る

プライバシーマーク制度