Nature ハイライト
有機化学:電気化学的なアジリジン合成方法
Nature 596, 7870
アジリジンは、含窒素ヘテロ3員環で、それ自体が重要であるとともに、アミンの合成にも重要な化合物である。現行のアジリジン合成方法の典型的な制約の1つは、N-置換基の選択である。今回Z Wickensたちは、アルケンとアミンを結合させて窒素上にさまざまな基を持つアジリジンを直接合成する電気化学的な方法を報告している。アルケンとチアントレンから珍しいジカチオン種が形成され、次にこのジカチオン種が第一級アミンと反応してアジリジン生成物が形成される。
2021年8月5日号の Nature ハイライト
惑星科学:極域のオーロラによる木星の上層大気の加熱
光物理学:非線形フォトニック系における量子化された輸送
物性物理学:液体金属類似物質における擬ギャップ
有機化学:電気化学的なアジリジン合成方法
進化学:はるかに古い海綿動物の化石候補
神経科学:発達中の神経系の空間パターンを決める
コロナウイルス:SARS-CoV-2の懸念される変異株に対するモノクローナル抗体の有効性
コロナウイルス:SARS-CoV-2 mRNAワクチンはロバストな胚中心B細胞応答を誘導する
微生物学:共生菌類に対するIgA応答
遺伝学:CpGアイランド遺伝子を活性化する
構造生物学:細胞周期におけるセパラーゼ調節の構造基盤