Nature ハイライト

気候変動:パリ協定と農業収量の低下

Nature 609, 7926

気候の経済学のモデル化研究では、気候変動が作物の収量や食料安全保障に及ぼす影響が十分に捉えられておらず、こうした影響は炭素回収貯留を伴うバイオエネルギー(BECCS)の展開を制約すると予想される。今回、2100年までの一連のシナリオの下で、作物収量、BECCS、気候の間のフィードバックが調べられ、より温暖な世界では農業における収量の低下によって、負の排出を生み出すBECCSの能力が損なわれる可能性があることが見いだされた。

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