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生化学：メタン酸化酵素の構造

Nature 481, 7379

メタン酸化古細菌（ANME）と硫酸還元菌でメタンの嫌気性酸化を行う酵素は、メタン生成古細菌でメタンの生成過程を触媒するメチル補酵素M還元酵素（MCR）の相同体だと考えられている。今回、MCR酵素の1つが、ANME-1グループの古細菌を含む、黒海海底から得られた環境試料から結晶化された。その構造から、補酵素Mと補酵素Bが金属酵素とどのように結合しているかが明らかになった。また、ANME-1のMCRとメタン生成MCRの構造間の違いは、これらの相同なタンパク質どうしで異なる酵素活性を説明するのに役立つ。

2012年1月5日号の Nature ハイライト

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