Nature ハイライト
Cover Story:「オーム」が付く言葉たち:いいもの、悪いもの、みっともないもの
Nature 494, 7438
そもそもの始まりは「ゲノム」、そしてそこから派生した「ゲノミクス」という言葉だった。だが今では、そこら中で語尾に「オーム(ome)」や「オミクス(omics)」の付いた言葉が使われていて、その一部は重要な知識体系や研究分野としてすっかり定着している。しかし、中にはそうではないものもあり、それらは、不要だとか、細かいことにこだわっている、ばかげている、文法的におかしいとか、さらにはもっと手厳しい批判の言葉が投げつけられている。今週号のNews Featureでは、「オミクス」の付いた言葉がどんな場面で使われているのかを調べ、このままずっと残りそうなものを見つけ出すことを試みた。表紙にあるパズルは、このような言葉の中から、いいもの、悪いもの、みっともないものをいくつか選び出している。このパズルはGo.nature.com/7ihxutから印刷することができる。
2013年2月28日号の Nature ハイライト
構造生物学:呼吸鎖組み立てジグソーパズルの最後のピース
宇宙:活動銀河核のブラックホールの性質
宇宙:ケプラー探査機がとらえた水星に似た系外惑星
材料:BNナノチューブ膜からの浸透エネルギー
環境:中国全土にわたる窒素濃度の増加
神経科学:塩辛すぎるとまずく感じられる仕組み
微生物学:住血吸虫のしぶとさの鍵は幹細胞にある
細胞:細胞のサイズは細胞周期によって調節される
微生物学:コレラ病原体の防御機構を乗っ取るビブリオファージ