Nature ハイライト
生物工学:RNAをノックダウンする、より効果的なCRISPR法
Nature 550, 7675
原核生物の防御機構CRISPR–Cas系は、汎用的なDNA編集ツールをもたらした。今回、クラス2 VI型のRNA誘導型RNA標的化CRISPR–CasエフェクターであるCas13a(以前はC2c2として知られていた)が、哺乳類細胞でのRNAのノックダウンおよび結合用に操作可能であることが示された。これにより、CRISPRのツールボックスの可能性が、転写産物の追跡やノックダウンにまで広がった。
2017年10月12日号の Nature ハイライト
工学:高温のスズに耐えるポンプ
天文学:ハウメアを取り巻く環
フォトニクス:グラフェンにおける光電流の生成
代謝:脳幹に局在して体重減少を調節する受容体
心血管疾患:Salvadorの欠失は心不全を回復させる
生化学:らせん化によるTORC1の制御
がん:がんの薬剤依存性を逆手に取る
分子生物学:HSUR2はメッセンジャーRNAを撃って細胞の自殺を防止する
生物工学:RNAをノックダウンする、より効果的なCRISPR法