Events

第1回「Climate Change」

テーマ: Global vs. Japan

日本と世界を比較しながら 「Climate Change」について、“サイエンス”と“政策”それぞれの局面からパネルディスカッションを行います。

当日のパネリストには、国立環境研究所リスク評価研究室長で、「コンピュータシミュレーションによる地球温暖化の将来予測」の研究で有名な江守 正多氏、科学ジャーナリスの藤田 貢崇氏、そして Nature Reports Climate Change エディター、Olive Heffernan がそれぞれの立場で、「Climate Change」についての意見交換を行います。

また Olive は、2008年7月に開催されるG8北海道洞爺湖サミットの取材を予定しております。Nature Café では、G8の最新のレポートもお届けする予定です。

  1. 世界では今、何が起こり、どのような対策が行われているか?
  2. 日本における「Climate Change」の影響と、日本が行っていること。
  3. 科学的に見た「Climate Change」
  4. 科学ジャーナリズムの伝える「Climate Change」
  5. 将来に向けて、何を行っていくか。

日時/開催場所

第1回 Nature Café 「Climate Change」

2008年7月11日(金)18:00~20:30(受付 17:45~)

会場:ブリティッシュ・カウンシル/1Fスペース
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2

※同時通訳付

参加申込

参加費:無料

※当イベントの参加お申し込みは終了いたしました。

パネリスト

江守 正多

江守 正多(えもり せいた)

国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室 室長
海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター グループリーダー(2004年より)
ならびに東京大学 気候システム研究センター 客員准教授(2006年より)を兼務

経歴

東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 博士課程修了。
2001年 国立環境研究所 大気圏環境研究領域 大気物理研究室 主任研究員から、2001年 地球フロンティア研究システム モデル統合化領域 研究員に、その後2004年 英国気象局 ハドレーセンター 客員研究員となる。2005年 国立環境研究所 大気圏環境研究領域 大気物理研究室 室長を経て、2006年より現職。

研究分野

研究の概要

  • 気候モデル(大気海洋結合モデル)の開発・改良と性能評価。特に雲・降水過程および陸面過程の改良。
  • 地球温暖化予測の不確実性(モデルの不確実性、シナリオの不確実性、自然変動の不確実性)の定量的評価。
  • 地球温暖化による降水量変化(平均降水量の変化および豪雨強度の変化)のメカニズム解明。
  • 温暖化リスクコミュニケーション。

キーワード

将来予測 (future projection)、信頼性/不確実性 (reliability/uncertainty)、炭素循環 (carbon cycle)、気候変化 (climate change)、気候モデル (climate models)、極端現象 (extreme events)、気候安定化 (climate stabilisation)

藤田 貢崇

藤田 貢崇(ふじた みつたか)

科学ジャーナリスト、科学翻訳者
日本科学技術ジャーナリスト会議理事、サイエンス映像学会理事
大妻女子大学非常勤講師

研究分野

専門は宇宙物理学

北海道大学大学院理学研究科理論物理学専攻博士後期課程修了。

ブラックホールなどのまわりにできるガス円盤についての研究により北海道大学で博士(理学)号取得。

その後、高等学校教諭、高レベル放射性廃棄物地層処分に関する研究、気候変動と台風の影響に関する研究など、流体物理学に関する研究に従事。人類が将来進む道の選択肢を考えるとき、「科学的な判断」というツールをもてるよう、科学者としての経験、教員としての経験から科学技術の話題を提供していきたいと考えている。

キーワード

科学ジャーナリズム、科学リテラシー、科学映像、科学雑誌、科学ニュース

Olive Heffernan

Olive Heffernan(オリーブ・へファナン)

Nature Reports Climate Change チーフエディター

ユニバーシティー・カレッジ・ダブリン(アイルランド)PhD(水産生態学)を取得。

英国に移り、博士研究員として、北東大西洋のタラ資源に関する研究続ける。

その後、科学を取り巻く広範な問題点に関心を持ち続けていたことから、2004年に研究から科学ジャーナリズムの世界に転向。その後は、海洋科学に関する報道で、研究奨学金を獲得し、受賞。

フリーランスのライター、『The Marine Scientist』誌の編集責任者、『Journal of Offshore Technology』誌のアソシエートエディターを経て、2007年にネイチャー・パブリッシング・グループに入社。

キーワード

Climate science, Climate impacts, Climate policy, Science communication, Mitigation, Adaptation, Technology, G8 summit, Major economies meeting, Post-Kyoto framework

モデレーター

青山 聖子

青山 聖子(あおやま せいこ)

サイエンスライター
早稲田大学大学院政治経済学術院 客員教授

お茶の水女子大学大学院 理学研究科化学専攻 修了、新技術開発事業団(現 科学技術振興機構)、東京化学同人「現代化学」編集室、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程(満期退学)などを経て、サイテック・コミュニケーションズの一員となり、科学記事・書籍の企画・執筆・編集・翻訳、科学館の展示企画などに従事。その一方、早稲田大学科学技術ジャーナリスト養成プログラムなどで、サイエンスライティングを教えている。

著書

「科学者・探検家120人物語」(共著、朝日新聞社)、「植物の生存戦略」(共著、同)など。

訳書(いずれも共訳)

「Essential細胞生物学」「同 原書第2版」(南江堂)、「生命の冒険」(徳間書店)、「知の歴史-世界を変えた21の科学理論」(同)「細胞の分子生物学第4版」(ニュートンプレス)など。

関連サイト

Nature Reports Climate Change

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