Nature ハイライト

神経科学:皮質と線条体の関係の部位対応性

Nature 591, 7850

大脳皮質と線条体は共に、複数の感覚・運動・認知機能と関連しているが、活動が一方から他方へと移動する際にどのように変化するかは不明である。M Caradiniたちは今回、マウスにおいて大規模な画像化と活動記録を用い、皮質の活動と背側線条体の活動の間に因果的で部位対応的な関係があることを明らかにするとともに、さまざまな行動において皮質活動から線条体活動を予測できることを示している。これらの知見は、線条体活動が皮質活動の整合的で因果的な部位対応的マッピングを反映しているとする結論を支持し、行動の基盤にある回路構成の理論に制約を与えている。

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