Nature ハイライト
神経科学:探索者の脳
Nature 577, 7789
J Liたちは今回、トラッキング顕微鏡技術を使って、自由遊泳するゼブラフィッシュ幼生が生きた餌を追う際の個々の細胞の活動を全脳的にモニタリングした。その結果、ゼブラフィッシュは2つの行動状態を交互に示すことが分かった。移動運動を抑えて小さく局所的な泳跡で捕食を行う消費状態と、捕食を抑えて長い泳跡で移動する探索状態である。著者たちは、行動状態と状態間の遷移を符号化する細胞亜集団を明らかにした。
2020年1月9日号の Nature ハイライト
天文学:反復する高速電波バーストの2例目の位置特定
物性物理学:アモルファス2D材料
ナノスケール材料:プロトンを使ってグラフェン膜の皺を伸ばす
材料科学:ひずませて安定化させる
集団生物学:自律的に維持される捕食者–被食者サイクル
神経科学:探索者の脳
微生物学:宿主の中にバリケードを築いてファージDNAを囲い込む
神経免疫学:社会的行動の調節における全身性炎症の役割
遺伝学:潰瘍性大腸炎における炎症遺伝子の変異
遺伝学:正常組織と炎症が関わる腫瘍組織におけるクローン選択パターン
分子生物学:別の方法によるターゲッティング